エンジニアのタスク管理という業務には、いろいろな苦労も伴いますが、同時に大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。元々細かな作業を一つ一つこなしていくのが好き、物事が予定通りに進んでいくのを見ると嬉しい、といった人ではこの仕事自体に楽しさを発見することができるでしょう。しかし、IT業界では予定がなかなか思い通りに実現しない、ということが珍しくありません。その場合には、障害を楽しむ姿勢を身に着けておくことで、課題や問題点を自分から探し出したり、それを解決することが楽しさにつながってきます。また、プロジェクトを円滑に進めるに当たっては、メンバーとのコミュニケーションやサポートが重要になってきます。メンバーの中には、人付き合いが苦手な人もいれば、積極的に話しかけてくるという人もいます。こういった個々のメンバーの人柄や性格が分かってくることで、組織や人間に対する理解を深められるという魅力もあります。同僚や部下に対してうまく助言ができるようになったり、効率的に仕事を割り振れるようになれば、それも一つのやりがいになると考えられます。とくにIT業界では、タスク管理の仕方によっては、プロジェクトの進み具合や会社の業績にも密接に関係してくることになります。自分は必要とされている、誰かの役に立っているという意識を感じることができるのも、この仕事の良さです。時には様々なプロジェクトを同時進行させなければいけないこともありますが、それらをいかに切り回すかを考えることで、忙しさも充実感となってきます。